稀勢はケガ、高安には重圧…田子ノ浦勢の7月場所に黄信号

公開日: 更新日:

 では同じ田子ノ浦部屋の後輩、高安に主役を譲ることになるのか。

「その高安も優勝争いに絡めるかと言えば、どうでしょうか。10勝以下に終わることはないにせよ、大関ともなれば、みっともない相撲は見せられない。それが重圧になる。先場所は昇進ムードだったので、本人も『オレは強い!』と、普段以上の力を出せた面もあるでしょう。私が聞く限り、昇進後の高安は飲み歩きも激しいようですからね。ハメを外しやすい時期だけに、そこも心配です」(前出の中澤氏)

 先場所全勝で38度目の優勝を飾った横綱白鵬(32)の存在も無視できない。

 近年は肉体的な衰えも激しく、下り坂であることは間違いないが、それでも全勝優勝は気力を奮い立たせる材料には十分。自信さえ取り戻せば、ここ一番での勝負強さに、いよいよ磨きがかかるだろう。和製横綱と新大関にとって、試練の場所となりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"