NHK杯公式練習で右足首負傷 羽生結弦の五輪連覇に黄信号

公開日: 更新日:

 来年2月開幕の平昌五輪を前にアクシデントに見舞われた。

 9日のフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯(10日開幕=大阪)の公式練習で、3連覇を狙う羽生結弦(22)が難度の高い4回転ルッツで右足での着氷に失敗。膝が内側に折れ曲がったまま転倒した。右足首を痛めたとみられ、しばらく立ち上がれなかった。

 その後、練習を再開したが、右足首を気にするそぶりを見せ、ジャンプは跳ばずにリンクを後にした。治療を受けるため、予定していた会見には姿を見せなかった。

 日本スケート連盟は具体的な症状を明かしていないものの、重症なら今後の試合出場に影響するのは必至。平昌五輪の代表選考会となる12月の全日本選手権(東京)、GPファイナル(名古屋)のリンクに立てなければ、五輪連覇どころか出場権さえ獲得できない可能性もある。

 今季GPシリーズ初戦のロシア杯(10月)ではライバルのネイサン・チェン(18=米国)に敗れて2位に終わった。ロシア杯後にはブライアン・オーサー・コーチが胆のう炎の手術を受けて、今大会は不在だ。これまで何度も故障を乗り越えてきた羽生に再び試練である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか