著者のコラム一覧
河治良幸

1973年8月、東京都生まれ。青山学院大卒。サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当。近著に「サッカー観戦バイブル」(成美堂出版)。

コロンビア編<中>中盤のバリオスがボールを持ったら狙い目

公開日: 更新日:

「コロンビアのCBは対人プレーが得意。日本選手がボールを持ったら奪おうと果敢にアタックしてくるでしょう。1トップの大迫、トップ下か2シャドーが予想されるFW本田が簡単にボールを奪われず、味方が押し上げる時間をつくれるかどうか、ゴール前のコンビネーションが相手の屈強DF陣を破れるか、コロンビア戦の見どころです」

 ――食いついてくるコロンビアDFには、小柄でアジリティーを武器にするポルトガルのFW中島のドリブル突破が有効だと思ったのですが、合宿メンバー27人から外れ、とても残念に思いました。

「コロンビアの守備に穴がないわけではありません。CBのファーストアタックをかいくぐり、裏に抜け出すことができれば、日本にもチャンスはあると思います。素早いワンツーでCBのひとりを抜き去れば、カバリングのコンビネーションが遅いため、ゴールに迫っていける可能性も高まるでしょう。相手のストロングポイントをウイークポイントに変え、いかにして反撃に転じることができるか? 西野監督がどう選手起用に反映するのか? 限られた時間でその手腕に期待するしかないですが、教え子のFW宇佐美あたりが、救世主になり得る存在です」

(聞き手=六川亨・元サッカーダイジェスト編集長)

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