ウィザーズ八村塁のバスケW杯代表招集を阻む「3つの障壁」

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 NBAには選手が、各国代表として活動する際の「28日ルール」といわれる規定がある。

 大会期間を除き、事前合宿には28日間しか参加できない(練習休養日を除く)。

 さらに、毎年8月上旬には「ルーキー・トランジション・プログラム」といわれる新人研修会が行われ、八村らのルーキーは出席を義務付けられている。3日間にわたって行われる研修会はハードな上に内容も濃い。NBAのOBによるプロアスリートとしての心得にはじまり、専門家を招いて禁止薬物や資産運用まで多岐にわたり、朝から晩まで座学が続く。NBAでは今年の新人研修会の日程を明らかにしていないものの、例年通りのスケジュールなら、7月20日からの主力中心の代表合宿には初日から参加できず、チームへの合流は大幅に遅れることになる。

 ウィザーズのチーム事情も八村の妨げになりそうだ。八村指名を決めたトミー・シェパード氏は暫定GMの立場で、7月には新GMが就任する見込み。ナショナルチーム代表への派遣は拒めないとはいえ、新たな編成責任者の方針次第では八村のコンディションを考慮して、強化試合出場は限定される可能性もある。

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