前日194球完投の佐々木温存し4強 大船渡監督の“深謀遠慮”

公開日: 更新日:

 そんな状況でも国保監督は、佐々木の“状態”を優先した。監督に就任してからの2年半、佐々木の起用については、「状態をしっかり整え、健康な状態にしてマウンドに立つのが大事と思ってやってきたつもり」と言っていた。

 佐々木はこの日、行けと言われれば行ける状況だったそうだが、佐々木を説得し、起用しなかった。準決勝以降を見据えた佐々木も、疲労が取れる方法だと納得したという。仮に佐々木を温存して負ければ批判を浴びただろうが、佐々木を無理して使うことで肩肘に取り返しのつかないケガを負えば、受ける批判は負けた時の比ではない。佐々木はすでに日本ハムが今秋ドラフトでの1位指名を公言。1億円の契約金を約束された将来のプロ球界を背負って立つ逸材なのである。

 国保監督が佐々木のコンディションを最優先して考えるのはある意味、当然だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状