著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

“海外ツアー慣れしていない”シティが露呈した残念な一面

公開日: 更新日:

 来日前に訪れていた中国では「金のことしか考えていない傲慢な態度」と地元メディアに揶揄されてしまったシティズンズ(シティの愛称)。ペップは「我々は対応していた。どうしてそう言われるのか、分からない」と主張したが、マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードとは違って“海外ツアー慣れしていない”クラブが招いた残念な側面も垣間見られたと理解したい。

■今はビジネスがスポーツに勝ってしまっている

 あのイビチャ・オシムが残したコメントを目にした。同感である。しかし、このご時世にマネーを切り離して考えるのは極めて難しい。選手たちは大変だろうが、上手に付き合っていくのみだ。

 ファンだって指をくわえている場合ではない。置かれている状況を公平とみるか、それとも不公平とみるか、それで未来は変わってくる。筆者のように地位や名誉とは程遠い凡人でも今回のように<恩恵>は、意外と近くに転がっていることだってあるものだ。

 よく周りを眺めてみて欲しい。特権を有した友人がいるのに“気が付いていないだけ”かも知れない。最初から当たるはずがないと諦めないでスポンサーが募集するキャンペーンに応募してみるのも良いだろう。

 それもこれも己の行動次第である。人生はトライ・アンド・エラーを繰り返すことで意外と潮目が変わるものなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    森保Jは海外からどう見られているのか…W杯のライバル国、ブックメーカーによる意外な評価

  2. 2

    【オランダ】195cmCBファンダイクが大きな“壁”に…タレント勢揃いで「地盤沈下」は今や昔

  3. 3

    FIFA会長がトランプ大統領に贈った「平和賞」は両者の癒着の象徴…元FIFA職員が史上最悪のW杯抽選会を一刀両断

  4. 4

    【チュニジア】アフリカ予選10戦無失点 堅守が光る「カルタゴの鷲」は日本が苦手とするチーム

  5. 5

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  1. 6

    【ポーランド&ウクライナ】1次リーグF組の最終枠は現時点で未定も「ウクライナが有力」と専門家

  2. 7

    Jリーグ得点ランク上位FWが日本代表入りできないワケ…「森保監督の確固たるポリシー」が背景に

  3. 8

    W杯組み合わせに森保監督「非常に厳しい」…GL初戦はオランダと激突、2位通過が現実ラインか

  4. 9

    W杯初16強の日韓大会で山本昌邦は「トルシエと選手とのフィルター役をこなした」

  5. 10

    元日本代表DF冨安健洋がアヤックスと契約合意報道…森保Jに朗報も「ガラスの肉体」の期待と不安

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった