敗者への配慮に称賛が 大坂なおみにスポーツマンシップ賞

公開日: 更新日:

 連覇は逃したが、栄誉を手に入れた。

 米国テニス協会は5日(日本時間6日)、「全米オープン・スポーツマンシップ賞」に、女子は大坂なおみ(21)、男子はディエゴ・シュワルツマン(27=アルゼンチン)を選出したと発表。同賞を受賞した2人には、トロフィーと、選手が寄付先を指定できる5000ドル(約53万円)が贈られる。

 大坂は先月31日の女子シングルス3回戦で地元アメリカの新星コリ・ガウフ(15)を下した試合後のインタビューで粋な計らいを見せた。勝者のみが受けるコート上でのインタビューに、ガウフを招いたのである。新鋭の将来性を高く評価し、「まだ若いのに、多くのことを成し遂げていることに気づいてほしい」という配慮からだった。

 インタビュー中に涙を流すガウフを慰める大坂の心配りには世界中から称賛する声が相次いだ。

 今大会は左膝痛もあって4回戦で姿を消した大坂。コートでは精彩を欠いたが、強烈な印象だけは残した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール