巨人菅野は日本Sでフル回転するか カギは宮本コーチの決断

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 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏はこう指摘する。

「これは投手陣の層の厚さやシリーズの展開によって分かれるところ。数年前に在籍したマイコラスや山口俊といった信頼できる先発投手がもう1人いれば、菅野は初戦と6戦目でいい。1、2戦目の先発が中6日で6、7戦目に投げて4勝という計算が立つからです。ただし、今の巨人で計算できる先発は、残念ながら菅野1人。ソフトバンクには昨年4連敗しているし、パのCSを見ても、2試合とも逆転勝ちしていて、やはり力は圧倒的。格上相手という事情も考慮すれば、菅野には初戦から中4日で5戦目の先発も任せ、最終7戦目は中2日でリリーフ待機という展開に持ち込むしかない。宮本コーチは、昨年、腰痛に苦しんだ菅野に無理をさせたくないなどと考えてしまう優しい性格。原監督は迷わないでしょうが、選手との間に入る宮本コーチが心を鬼にできるかが、カギを握ります」

 巨人は18日に決戦の地・大阪に移動する。

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