巨人菅野は日本Sでフル回転するか カギは宮本コーチの決断

公開日: 更新日:

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏はこう指摘する。

「これは投手陣の層の厚さやシリーズの展開によって分かれるところ。数年前に在籍したマイコラスや山口俊といった信頼できる先発投手がもう1人いれば、菅野は初戦と6戦目でいい。1、2戦目の先発が中6日で6、7戦目に投げて4勝という計算が立つからです。ただし、今の巨人で計算できる先発は、残念ながら菅野1人。ソフトバンクには昨年4連敗しているし、パのCSを見ても、2試合とも逆転勝ちしていて、やはり力は圧倒的。格上相手という事情も考慮すれば、菅野には初戦から中4日で5戦目の先発も任せ、最終7戦目は中2日でリリーフ待機という展開に持ち込むしかない。宮本コーチは、昨年、腰痛に苦しんだ菅野に無理をさせたくないなどと考えてしまう優しい性格。原監督は迷わないでしょうが、選手との間に入る宮本コーチが心を鬼にできるかが、カギを握ります」

 巨人は18日に決戦の地・大阪に移動する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因