「銅」冨田せな“悪夢の場所”でスノボ女子HP初快挙!恩師が語る挫折と家族とボーリング特訓秘話

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 実力もさることながら、素直さもケタ違いだというせな。課題を克服するために大橋トレーナーが誘った“遊び”もすんなり受け入れたという。

「『廊下でボウリングをやろう』と誘いました。傍から見たら遊んでいるだけにしか見えないけど、せなが入学したての頃、フロントスピンを打つ時やエアターンを高く飛ぶ時、右手を引いた際に下半身のパワーが抜ける動きがあった。手の角度によって力が抜けてしまうことが分かったので、ボウリングの動きがちょうどいいなと。

 2キロほどのトレーニング用のボールで20メートルくらいの廊下の先にマーカーコーンを置いて、右手1回、左手1回で当てるまで帰れないというシステムでやっていました。本来は利き手の方が早く当てられそうなんですけど、せなは利き手の右手は8回かかり、左手は3回でメイクした。それだけ右手のテイクバックが抜けやすく、真っ直ぐ振れていないということ。続けているうちに始めて5カ月くらいで改善しました」

■大ケガを負った「悪夢の場所」で…

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