東京マラソン「コース間違い」した白バイ隊に「不要論」 ネット上で相次ぐ

公開日: 更新日:

 正月の「箱根駅伝」を始め、日本国内で開催されるマラソン大会で一般的に見られる光景が、ランナーを先導する白バイ隊員の姿だ。レースを中継する民放番組では、白バイを運転する隊員の名前や都道府県警名、部隊名のほか、趣味や好きな食べ物など、視聴者にとっては「どうでもいいよ」という内容も紹介されるのが、半ば恒例となっている。

 マラソンを先導する白バイ隊員は「エリート」ともいわれるが、果たしてそうなのか。「エリート」なら「コース間違い」という単純ミスは犯さないだろう。

 ネット上で、<バイクの後ろで排ガス吸いながら走らされるランナーはたまらんだろう><マラソンには不要>との声もある白バイ隊はなぜ必要なのか。

「先導する白バイ隊員は、レース中のコースに突然、不審者などの邪魔が入ってこないよう“警備”する役割があります。沿道に警官をびっしりと配置するわけにはいきませんからね。白バイ隊員は不測の事態に備えて観衆の動きに目を配り、ランナーのレース配分も考えながらスピードも一定に保つ必要がある。運転技術力が高いのは間違いないでしょう。今回のミスは、白バイの前方を走るテレビの中継車の動きでコースを見失ったのかもしれません」(警察ジャーナリスト)

 東京マラソンはただでさえ「折り返しが多い」「複雑なコース」といわれる。先導する白バイ隊には入念な事前確認が必要だろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?