勝みなみ史上初4日間ノーボギーV 女子プロのゴルフがうまくなったか、コースが簡単なだけか?

公開日: 更新日:

 今大会は日本女子プロゴルフ協会の主催大会であり、楽天グループが特別協賛。優勝スコアは主催者の意向が大きく反映されたといえる。協会の“思惑”通りに大会は女子プロの好スコアに連日沸いたが、ゴルフファンの関心はそれほど高くなかった。

■入場者数は4日間とも上限の5000人を大きく下回る

 それは入場者数によく表れている。招待者、選手関係者を含めて各日5000人の入場制限を設けた有観客開催で、チケット一般販売は各日4000枚。ところがフタを開けてみると、初日1134人、2日目1228人、3日目1879人、最終日2105人と会場のギャラリー数はさっぱり。4日間とも上限の5000人を大きく下回った。

「主催の女子プロ協会は、コースをやさしく設定してバーディーがたくさん出たらゴルフファンが喜んで、多くの入場者で賑わうとでも思ったのでしょうか。勝のゴルフは確かにすごかった。しかし、3日目終了時点で、緊迫感がなくなってしまいゴルフファンの関心は薄れてしまった。勝は女子ツアーで3本の指に入る飛ばし屋ですが、飛ぶということはリスクも伴う。会場がタフな設定なら、最終日に9打差あってもV安全圏とは言えず、どう転ぶかわからなかった。しかし飛ばし屋有利のコースセッティングだから、手に汗握る1打のせめぎ合いが見られなかった。テレビ中継がなく、試合を知らなかったファンもいたでしょう。女子プロ協会はゴルフの面白さを引き出せず、気の抜けた大会になってしまったのは間違いありません」(ゴルフ評論家・宮崎紘一氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意