選手権初Vの岡山学芸館GK平塚仁が筆頭! 24年パリ五輪、26年W杯で活躍しそうな選手の名前

公開日: 更新日:

 高校サッカー選手権の決勝(9日)は、2大会連続5回目出場の岡山学芸館が京都代表の東山を3-1で下し、岡山県勢初優勝を手にした。

 前半25分に岡山が相手オウンゴールで先制。前半終了間際、東山に同点に追いつかれるも、1-1で迎えた後半7分。岡山MF木村匡吾が強烈ヘッドを決めて勝ち越し。同38分には右足ボレーで3点目を叩き込み、ここで勝負あった。

「岡山2年生GK平塚仁の好セーブが優勝の原動力となった」とは元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏だ。

「J内定選手が1人しかいない決勝のカードとなったが、そんな中で岡山GK平塚は再三の好セーブでチームを勢いづけた。準決勝のPK戦での好パフォーマンスも光り、非常に楽しみな守護神です。2024年7月に開幕するパリ五輪代表入りの可能性も秘めています」(六川氏)

 父はツアー6勝のプロゴルファー平塚哲二。冷静さと勝負強さを兼ね備えた有望株は要注目だ。「準決勝までに姿を消した選手の中にパリ五輪、次回26年W杯で日本代表として活躍が期待できる選手はいる」と六川氏がさらにこう言う。

神村学園FW福田師王はボルシアMGへ

「卒業後に独1部ボルシアMG入りする神村学園FW福田師王は、左右両足に加えて頭でも強シュートを狙え、最前線でのポストプレーも出色。卒業後にC大阪入りするMF大迫塁は、ボランチの位置から正確なキック力と鋭い戦術眼でチャンスを構築し、FKの能力も高い。C大阪で来季Jでポジションをつかんで場数を踏めば、パリ五輪で主軸をこなせる選手になれるでしょう。日大藤沢のFW森重陽介は、何といっても198センチというサイズが魅力的。ヘディングに無類の強さを誇り、キックの正確さも秀逸。足元の細かい技術も申し分ない。CFとCBをこなす二刀流選手でもあり、カタールW杯終了後、最初のJFA技術委員会で『より高くて強いCBが必要』という趣旨の発言を反町康治委員長がしていたが、個人的には日本代表の決定力不足を解消すべく、世界の最前線で結果を残せる大型ストライカーに育ってほしい」

 森重はJ清水入りが内定している。 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは