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釜本邦茂元日本サッカー協会副会長

1944年4月15日生まれ。京都市出身。早稲田大2年で日本代表入り。64年東京五輪に続いて出場した68年メキシコ五輪で得点王を獲得。銅メダル獲得の原動力となった。日本代表Aマッチ76試合75得点(B、Cマッチを含めると231試合153得点)。Jリーグ発足後はG大阪初代監督。98年に日本サッカー協会副会長。95年から参議院議員を務めた。

釜本邦茂が自ら語る「ガマッチョ」と呼ばれるようになった由来

公開日: 更新日:

 チーム最年少だった64年東京五輪でも、ピッチ内外でチームメートから「ガマ」と呼ばれた。

■初の南米遠征から突然…

 メキシコ五輪の前年の67年7~8月、日本代表は初めての南米遠征(ペルーとブラジル)を行った。五輪が開幕する半年前の68年3月には、開催地の空気に慣れるためにメキシコに遠征して試合をやった。その頃からかな。「ガマ」じゃなくて「ガマッチョ」に呼び名が変わっていったのは。

 誰が最初にそう呼んだのか、今となっては100%覚えてへん。思い返してみると南米やメキシコに滞在中、語尾が「……ニョ」「……チョ」といった名前がやたらと聞こえてくるようになり、耳が慣れるに従って「ガマッチョ」の方が、何となく呼びやすくなっていったっていう感じかな。

 大会期間中に何度も足を運んだ地元のレストランも「リンコン・ガウチョ」や。ここはコーチの岡野俊一郎さんが「選手村の食堂だけでは味気ない。地元のレストランで気分転換したい」と専属運転手として派遣されたメキシコ人に相談して紹介された店やった。最初に聞いたときには「何やヘンテコリンな名前の店やなぁ~」と思った「ガウチョ」も「ガマッチョ」定着にひと役買ったような気がする。=つづく

(取材・構成=絹見誠司/日刊ゲンダイ編集部)

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