世界卓球初戦で中国大苦戦…まさか日本女子がパリ五輪「団体」切符逃すことはないよね

公開日: 更新日:

 16日に開幕した卓球の世界選手権団体戦(韓国・釜山)。女子は優勝候補の大本命・中国が初戦でインドに大苦戦。第1試合では世界ランキング1位の孫穎莎が同155位のアイヒカ・ムカルジーに1-3で敗れ、第3試合でも同2位の王芸迪が同49位の選手にストレート負けの大波乱。3ー2で冷や汗ものの勝利だった。

 今大会は男女とも40カ国が出場し、8グループに5カ国ずつが分かれ、グループリーグ3位までが決勝トーナメントに進む。ベスト8進出でパリ五輪の団体出場権を獲得し、五輪シングルス2枠を得る。

 チームランキング2位の日本女子はグループ2。同組にはブラジル(25位)、ルクセンブルク(20位)、南アフリカ(45位)、イラン(55位)が入っている。ライバルは格下ばかりなので、順当に1位通過なら、21日の決勝トーナメント2回戦で1回戦の勝者と対戦する。ここで勝てばベスト8入り。五輪の団体出場が決まるわけだが、絶対王者の中国でさえ苦戦しているように、勝負は下駄を履くまでわからない。

 日本女子の団体代表は、15歳の張本美和と東京五輪混合ダブルス金、団体銀、シングルス銅の輝かしい実績をもつ伊藤美誠(23)の争いが注目され、結局、選考レース3位の伊藤ではなく、4位の張本に軍配があがった。このニュースは卓球王国の中国でも話題を集めたが、今大会で団体の出場権を得ることができなければ大失態。世界ランキング枠で出場できる可能性は高いとはいえ、パリ五輪では中国を破って金メダル取りが目標だけに、ここですんなりと決めたいところだ。

  ◇  ◇  ◇

●関連リンク【もっと読む】…では、伊藤が周囲から囁かれている「引退説」について詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方