侍J井端監督が見据える「次期中日監督」…古巣は安定の最下位、自身の任期は今年11月まで

公開日: 更新日:

 実際、今季が3年契約の最終年となる中日立浪和義監督(54)は窮地に立たされている。ドラゴンズのプリンスとしてファンの期待を一身に背負い、満を持して就任しながら、球団史上初の2年連続最下位。今季は4月に2891日ぶりの首位に立ったが、その後はズルズルと後退していった。

 負ければ単独最下位転落の可能性があったこの日の巨人戦こそ2-1で辛勝したものの、5位でBクラスをウロウロしているのが現状だ。首位に浮上した際、立浪監督は「だから今年(のチーム)は違うと言っているじゃないですか」などと胸を張っていたが、なんてことはない、結局はいつもの指定席。3年連続最下位となれば、球団ワースト記録を更新する赤っ恥で、早くも今季限りでの退任が確実視されているのだ。

「後任の最有力となるのが侍ジャパンの井端監督なわけですが、井端監督もやる気満々だといいます。2023年10月に就任した侍ジャパン監督の任期は、今年11月に行われる国際大会プレミア12まで。NPBは当然、26年WBCまでの契約も考えたが、井端監督が自ら望んでプレミア12を区切りにしたとされる。当初から中日監督を視野に入れていたともっぱらで、なんとか古巣を再建したいという思いが強いようです。親会社の中日新聞上層部からの評価も高いうえ、パイプもある。要請されれば断る理由はないでしょう」(地元放送局関係者)(つづく)

  ◇  ◇  ◇

 ただし、ポスト立浪にはもうひとり、強力な対抗馬がいる。

●関連記事【続きを読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  2. 2

    母・辻希美の光る危機管理センス…希空が大手芸能プロ入りしなかった“七光り批判”回避以外の大人の事情

  3. 3

    J1に異変!2連覇の神戸が開幕から5戦未勝利「3つの元凶」…選手間にはフロント幹部への不信感も広がる

  4. 4

    「石破降ろし」加速へ…10万円商品券配布バレ、深夜の公邸会見で記者にネチネチ逆質問の完全墓穴

  5. 5

    キャバクラ通い朝乃山 厳罰招いたウソと大関復帰の可能性

  1. 6

    コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に

  2. 7

    ナベプロが新たな柱に社運をかけた状況で、ジュリーの立場は息苦しく…

  3. 8

    大阪万博パビリオン建設は“24時間体制”に…元請けの「3月中には完成させろ!」で危惧される突貫工事の過酷労働

  4. 9

    公共施設へのスターバックス出店に相次ぐ疑問…愛知県津島市では激安賃料への批判も

  5. 10

    大阪万博まで1カ月で異常事態! リングの盛り土ボロボロ削れ浸水被害の恐れ…識者は台風や高潮を危惧