ドジャース大谷 二刀流継続に不可欠な投球のメリハリ…初ライブBPで156キロもエンジン全開は命取り

公開日: 更新日:

160キロ超の速球は「ここぞの時」だけ

「(速い球で打者の)タイミングさえ押し込めていれば(空振りは取れなくても)ファウルになるので。それで2ストライクまで追い込めればフォークなりスライダーなり真っすぐで三振は十分、取れるんじゃないかと思う」

 その一方で、肘に大きなダメージを与えるのは、スプリットでも曲がりの大きなスイーパーでもなく、球速の上昇という自覚が本人にはある。

 160キロ超の速球が投げられるからといって、常にフルスロットルでエンジンを吹かしていれば肘に大きな負荷がかかって当然だ。

「デグロム(36=レンジャーズ)しかり、バーランダー(42=ジャイアンツ)しかり、メジャーを代表する速球派が160キロ超の速球を投げるのは、ここぞという場面だけです。彼らの平時の球速は150キロ台中盤。どうしても抑えなければならないときだけギアを上げている」とはア・リーグのスカウト。

 大谷は次に右肘靱帯を損傷したらポジションチェンジ、つまり投手を断念することを示唆している。少しでも長く二刀流を続けようと思ったら、投球にメリハリをつけることが必要だ。

  ◇  ◇  ◇

 順調にリハビリを勧めている大谷だが、投手として復帰するのはいつ頃なのか。ドジャースの投手陣はケガ人が続出し、まさに投壊状態。猫の手でも借りたい状況だが、それでも大谷の出番はプレーオフになりそうだという。いったいどういうことか。いま、ド軍で何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった