ドジャース大谷 二刀流継続に不可欠な投球のメリハリ…初ライブBPで156キロもエンジン全開は命取り
160キロ超の速球は「ここぞの時」だけ
「(速い球で打者の)タイミングさえ押し込めていれば(空振りは取れなくても)ファウルになるので。それで2ストライクまで追い込めればフォークなりスライダーなり真っすぐで三振は十分、取れるんじゃないかと思う」
その一方で、肘に大きなダメージを与えるのは、スプリットでも曲がりの大きなスイーパーでもなく、球速の上昇という自覚が本人にはある。
160キロ超の速球が投げられるからといって、常にフルスロットルでエンジンを吹かしていれば肘に大きな負荷がかかって当然だ。
「デグロム(36=レンジャーズ)しかり、バーランダー(42=ジャイアンツ)しかり、メジャーを代表する速球派が160キロ超の速球を投げるのは、ここぞという場面だけです。彼らの平時の球速は150キロ台中盤。どうしても抑えなければならないときだけギアを上げている」とはア・リーグのスカウト。
大谷は次に右肘靱帯を損傷したらポジションチェンジ、つまり投手を断念することを示唆している。少しでも長く二刀流を続けようと思ったら、投球にメリハリをつけることが必要だ。
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順調にリハビリを勧めている大谷だが、投手として復帰するのはいつ頃なのか。ドジャースの投手陣はケガ人が続出し、まさに投壊状態。猫の手でも借りたい状況だが、それでも大谷の出番はプレーオフになりそうだという。いったいどういうことか。いま、ド軍で何が起きているのか。
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