落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

公開日: 更新日:

 先発ローテーションの谷間でも、おんなじ。担当記者は、グラウンドに双眼鏡まで持ってきて、各投手の練習メニューを見ては、誰が先発するのか当てっこするのに必死だったが、監督は試合開始直前まで一切、何も聞いてこない。オレが「きょうは○○でいきますから」と言って初めて、「へえ」とか「やっぱりそうか。そうだよな」とリアクションする程度。8年間で何度か、ここがシーズンの勝負どころ、あるいはキーポイントの試合というときに、監督に相談に行ったこともあるが、「おまえを信用して任せてるんだから、オレの了解なんて必要ない。オレが知っても、何の役にも立たないだろ。オレが知らないんだから、マスコミだって知りようがない。その方がいいじゃんか」と言うだけだった。

 もちろん、継投もそうだ。先発の交代機もリリーフの投手起用も、監督はオレが決めたことを審判に告げに行くだけ。名前を聞き間違って、審判のところから、「誰だっけ?」と戻ってきたことは何回かあったけど、投手のことは一から十まで本当に任せてくれた。

 唯一の例外は就任1年目、04年の開幕投手に川崎憲次郎を指名したことだけ。その年の正月明けに、新コーチ陣が落合監督からゴルフと温泉に招待された。そこで、監督から「川崎でいく」と耳打ちされた。そりゃ、驚いたよ。川崎は01年にFAヤクルトから中日に移籍して以降、右肩の故障で一度も一軍のマウンドに立っていない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  2. 2

    佐藤輝明の「メジャー移籍強行突破」に現実味…“阪神残留説”も「折れるつもりはない」の声

  3. 3

    反町隆史「GTO」は視聴率3%台に…同じ“復活作”でも「プラダを着た悪魔2」と明暗分けた大きな違い

  4. 4

    高市首相が改造人事で払わされる代償…消費減税めぐり麻生副総裁の「要望」を一蹴していた

  5. 5

    故・可愛かずみさん結婚直前“謎の死”から27年…親友・川上麻衣子の投稿で思い出されること

  1. 6

    中丸雄一「アパ密会」から2年で“冠番組”…禊は済んでも「元のポジション」には戻れないワケ

  2. 7

    沖縄尚学・末吉良丞は「TJ手術見込み」でもドラフト指名されるのか…プロ入り断念、大学進学のウワサも噴出

  3. 8

    日本ハム清宮幸太郎は「代打打率.625」 スタメン落ちに文句タラタラでも新庄監督の思うツボ

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    高市首相がノー天気「物価高対策」X投稿で“赤っ恥” GDP3期プラスでも個人消費「低迷」の深刻度