世界ランク1位J・ティティクル 優勝目前でまさかの「4パット」逆転負けを読み解く
それを見たハルは50センチのウイニングパットを打つ前、緊張で一度仕切り直しをしましたが、心の状態が最も現れるのがパッティングなのです。
ティティクルは8月末のFM選手権も1打差で惜敗。プレーオフで負けた7月のエビアンも、本戦18番で3メートルのバーディーパットを決めていれば勝っていました。詰めの甘さによる敗戦が続けば、心と頭に深く残ります。今季中に区切りをつけるべきです。
ハルの優勝は3シーズンぶり。今季は複数回優勝者がまだいません。若い選手もビッグスコアを出せるし、実績ある選手でも簡単に逃げ切ったり、逆転できる状態ではないからです。「今季2勝目」は日本選手に挙げて欲しい一方で、古江彩佳や畑岡奈紗など、今季未勝利選手の優勝も見たいものです。