ラグビー日本代表に27年W杯以上の試練…地球縦断の新大会で問われる真価と山積する課題
決定力不足、不用意な反則やミスからの失点など、今秋のツアーで課題を露呈したジャパンは来年、W杯を前に、W杯以上の厳しい「試練」に挑むことになる。
新大会のネーションズ・チャンピオンシップは、ラグビー界にとって画期的な大会だ。
これまでW杯以外で同じ大会を戦うことがなかった、南半球4カ国対抗「ザ・ラグビー・チャンピオンシップ」の南アフリカ(1位)、ニュージーランド(2位)、アルゼンチン(6位)、オーストラリア(7位)と、北半球「シックスネーションズ」のイングランド(3位)、アイルランド(4位)、フランス(5位)、スコットランド(9位)、イタリア(10位)、ウェールズ(11位)が参加。さらに、両半球のチーム数をイコールにするために、フィジー(8位)とジャパンが南半球扱いで招待され、参戦することになった。
ただし同じ半球同士の対戦はなく、7月には北半球のチームが南半球に遠征。11月は逆に南半球のチームがヨーロッパに遠征する、実質的な“南半球対北半球”の対抗戦だ。
つまり、世界のトップ12が地球を縦断しながら戦う、壮大な大会なのである。


















