ラグビー日本代表に27年W杯以上の試練…地球縦断の新大会で問われる真価と山積する課題
エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)は、この大会にどう臨むのか。
24日に行われたツアーからの帰国会見では、選手個々でフィジカルを強化することがチーム力アップに必要だと話したが、12月にはNTTジャパンラグビーリーグワンがスタート。5月まで試合が続き、代表としてチームを強化する時間は限られている。
しかも、その限られた時間で解決すべき課題は、アタックにおける仕留めの精度を上げることに始まり、トライを確実に奪うフィニッシャーの発掘やモール防御のブラッシュアップ。さらには規律の徹底……と山積している。
特に、現地時間15日に行われたウェールズ戦で、ジャパンは3枚のイエローカードを受け、最後のカードが終了直前の逆転PGにつながった。カードが勝敗を大きく左右する現実も今秋に学んだ“痛い教訓”だ。こうした規律の問題を克服するには、低い姿勢でのプレーを徹底し、同時にいかに不用意なファウルプレーをなくすか、という教育も徹底する必要がある。
もっと言えば、どういう場面では「何に注意を払わなければならないのか」「チャンスを仕留めるにはどうすればいいのか」というディテールを徹底する必要がある。


















