ラグビー日本代表に27年W杯以上の試練…地球縦断の新大会で問われる真価と山積する課題
そして、2年かけても完成しなかった超速とコントロールの融合は、来年の短い準備期間で達成されるのか。
今、HCに求められるのは、80分間を戦って相手を1点でも上回るにはどうすればいいのかというディテールを、明確な「絵」にして選手全員に共有させることだ。
それができれば、勝利を貪欲かつ冷徹に追い求める“勝者の文化”が自然にチームに根づき、厳しい試練の場でも結果を残せるようになるだろう。
日本ラグビーにとっても、ジョーンズHCにとっても、真価が問われる2年間が、来年から始まるのだ。
(おわり=スポーツライター・永田洋光)


















