ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」
「安全に安全にいってる」佐々木朗希
大谷は24年に左肩、23年に右肘靱帯、19年に左膝蓋骨、18年に右肘靱帯と、メジャー在籍8年間で4回も手術を受けた。本人いわく「ギリギリを攻めた」結果で、だからこそ3年連続4度目のMVPを受賞するようなメジャーでも唯一無二の選手になった。
大谷はあくまでも若手へのアドバイスとして話したのだろうが、「安全に安全にいってる」代表的な選手が同僚の佐々木ではないか。
メジャー1年目の今季は右肩のインピンジメント症候群でシーズンの大半をリハビリに。かといって症状が深刻だったわけではなさそうだ。
特派員によれば「離脱中にドジャースタジアムの外野で繰り返し速い球を投げている佐々木の姿を見たある選手は『あれでホントに肩が痛いのか?』と言わんばかりだった」そうだ。
佐々木はリリーフとしてプレーオフで投げることになった会見で「大谷さんからは声をかけてもらったんですけど、『早く投げんかい!』と言われたので」と話している。
大谷にしてみれば、佐々木が歯がゆくて仕方ないのではないか。ロッテ時代からシーズンを通して働いたこともなければ、大きなケガをした経験もない。「サイ・ヤング賞を取れる能力がある」(フリードマン編成本部長)にもかかわらず、「安全に安全にいっている」。「ギリギリまで攻める」ことをしない佐々木のスタンスをもったいないと思っているに違いない。
佐々木はリリーフを経験して160キロ超の速球は戻った。来季の先発復帰に向けて技術的なヒントはつかんだようだが、来季への課題は体力面に限らない。シーズンのヤマ場やプレーオフでは、コンディションがベストでなくても勝利のために自分ができることをするという強い気持ちが必要。勝って当たり前、常にワールドシリーズ制覇を目指すドジャースの選手であればなおさらだ。
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ところで大谷のパフォーマンスは来季以降、一気に下降線をたどる可能性もある。いったいどういうことか。メジャーの歴代パワーヒッターたちの不穏な共通点とは。
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