(4)男性ホルモンの補充療法で筋力や性機能が増強される

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 テストステロンの減少による不調が見られる場合、テストステロン補充療法として日本で保険適用となっている薬は1剤しかない。注射剤のエナント酸テストステロンだ。薬の成分を体内で数週間から1カ月以上かけてゆっくり放出し、効果を持続させる「デポ剤」と言われるもので、通常は2週間おきに1回投与する。

 一方、海外ではさまざまな薬が登場している。

「ゲル製剤、長期作用型テストステロン、皮下植え込み型のテストステロンペレットなどです。これらの薬は血中でのテストステロン濃度が安定しやすく、結果、症状も安定しやすいとみられています」(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器科学創造長寿医学講座特任教授・井手久満医師=以下同)

 テストステロン補充療法の効果は高く、QOLの改善、性欲や性機能の改善、筋肉量増加、骨の強化、うつ症状改善などが報告されている。

 2型糖尿病の患者にテストステロン補充療法を行うと、インスリン感受性改善、内臓脂肪と血中脂質の低下、血糖コントロールの改善といった良好な効果がみられたことを示す複数の研究結果もある。

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