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「白日の鴉」福澤徹三著

 製薬会社に勤務する友永は、大事な商談に向かう移動中、駅で見知らぬ女から痴漢呼ばわりをされる。身に覚えのない友永だが、現場を見たという乗客に駅事務室に連れていかれそうになり、思わず逃げるが、駅前の交番に勤務する新人警官・新田に逮捕されてしまう。友永は、刑事の執拗な取り調べに終始一貫して無実を主張するが、被害者と目撃者が揃っており、誰も信用してくれない。

 一方の新田は、数日後、痴漢の被害者の春乃と目撃者の中迫が一緒にいる姿を目撃して、ある疑念が湧く。やがて中迫と春乃が1年以上前から顔見知りだったことを知った新田は、弁護士の五味に協力を仰ぐ。

 仕組まれた冤罪(えんざい)を晴らすために不可能に挑戦する3人の戦いを描く徹夜必至の長編小説。(光文社 920円+税)

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