「かがやき荘西荻探偵局」東川篤哉著

公開日: 更新日:

 失業中の啓介は、遠縁の富豪・法界院法子の見習い秘書として雇われる。先輩秘書の静香から与えられた初仕事は、法界院家が所有するシェアハウスの住人から未納家賃を取り立てることだった。

 その矢先、法界院家の屋敷内の離れで殺人事件が発生。被害者は居候中の真柴という男で、銃殺された遺体の上に大型テレビがのっていた。内部の犯行とにらんだ警察の捜査はすぐに行き詰まる。1週間後、ようやく西荻窪にあるシェアハウス「かがやき荘」を訪ねた啓介の前に現れたのは、女子高生コスプレの礼菜ら3人のアラサー女子だった。失業中の3人は家賃の代わりに事件を解決してみせると言い出すが……。

 金欠アラサー3人組を主人公にした連作ミステリー。

(新潮社 670円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 2

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  3. 3

    国分太一が無期限活動休止へ…理由は重大コンプラ違反か? TV各局に全番組降板申し入れ、株式会社TOKIO解雇も

  4. 4

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし

  1. 6

    中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

  2. 7

    進次郎農相の化けの皮ズルズルはがれる…“コンバイン発言”で大炎上、これじゃあ7月参院選まで人気持たず

  3. 8

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  5. 10

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ