「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」東野圭吾著

公開日: 更新日:

「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」東野圭吾著

 隠れ家のようなバー「トラップハンド」で、美菜は婚活サイトで知り合った清川とブルーハワイを飲んでいた。ITビジネスをやっているという清川は、ハワイの別荘の写真を見せた。緑の植え込みに囲まれた2階建ての白い家だ。

 眠気を催した清川がトイレに立つと、店のマスターは美菜に声をかけ、スマホの写真を見せた。さっき清川に見せられた別荘の写真は、不動産屋の物件情報の写真だという。清川は以前、女性連れで訪れ、ブルーハワイを注文して、密かに睡眠薬を入れたと。マスターがコップの水をかきまぜると、水はブルーに変わった。

 元マジシャンのマスターが魔術で女性客のトラブルを解決する6編の物語。 (光文社 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも