「アメリカ映画の文化副読本」渡辺将人著

公開日: 更新日:

「アメリカ映画の文化副読本」渡辺将人著

 映画の舞台がどこであるかは、メッセージを際立たせるうえで欠かせない重要な要素である。「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」の舞台はアイルランド系労働者が多いボストン南部だし、「チェーン・リアクション」の舞台は黒人貧困街の中に浮島のようにシカゴ大学の研究所があるシカゴ南部である。

 都市にはアメリカ人が投影しているステレオタイプが込められており、それが誇張された記号として出てくる。サンフランシスコはゲイの街でウルトラリベラルだが、ミシシッピはKKKなど人種差別をする白人の故郷、という具合だ。

 知っているとアメリカ映画がより面白くなる、映画鑑賞ガイド。

(日本経済新聞出版 1980円)

【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網