「金田一パパの事件簿」天樹征丸原作 さとうふみや漫画

公開日: 更新日:

 まず時代が20年飛び中年サラリーマンになった一が事件を解決していく「金田一37歳の事件簿」が始まり、このシリーズのラストでなんと一とヒロインの美雪の間に子供ができ、更に探偵事務所を開くことになる。そのラストから7年経ちすっかりパパになった一を描いたのが本作だ。

 金欠の探偵事務所に大口の依頼が入る。「ある廃旅館で探し物をしてほしい」という奇妙な依頼を引き受けた一、学校が休みの息子、九十九を連れて現場に着くと一以外にも4人の探偵が、指定のバッジを探してる最中、探偵の1人が殺される。果たして犯人は誰なのか九十九の行動からヒントを得て一は真実に迫っていく。

 物語の中で常に日本の世相やはやりを取り入れているのでさびつかない。いまだに「新鮮なミステリー」を心がけているなと感心する。

 個人的な話になるが、私も昨年子供が生まれた。大好きな金田一一、いやここはあえて愛称で呼ばせてもらうが「一ちゃん」と同じ37歳でパパになれたのが結構うれしい。息子を連れながらまだまだ事件を追いかける一ちゃんのバイタリティーは、私と同じ90年代キッズだったおじさんを元気づけてくれる。「少年」から「中年パパ」になった彼も結構イカしてるのでぜひ。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る