「東京ぐるぐる」吉永陽一著

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「東京ぐるぐる」吉永陽一著

 本書を手にした読者は、見慣れた東京スカイツリーのいつもと違う写真にきっと驚くに違いない。

 完成から間もなく14年が経つ東京スカイツリーだが、いつも見上げるばかりで、ほとんどの人は上から見下ろしたことなどないだろうから。

 本書は、空撮写真家が東京を空から撮影した写真集だ。

 上から見下ろしたスカイツリーは、圧縮効果ゆえか、意外にも小さく見える(写真①)。しかし、その足元を走るスカイツリーラインの車両と比較すれば、それが錯覚であることはすぐわかる。

 2010年から15年をかけて撮影された作品で構成され、建設中のスカイツリーの展望部を横から撮影した作品もあり、こちらはその高さと巨大さがいかんなく実感できる迫力で、目に迫ってくる。

 調布飛行場を発着点に、著者は渋谷、品川、東京、新宿の各駅をルーティンで空撮を続けてきたという。本書は、その4つの地点を反時計回りで回るように構成されている。

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