著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

移籍時からあった疑惑…沢尻エリカ逮捕で事務所の責任は?

公開日: 更新日:

 合成麻薬MDMAの所持で逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者(33)だが、尿検査の結果は“陰性”と判定されている。

 通常、薬物案件では、違法薬物の使用と所持の2つで起訴されるケースが多いが、沢尻容疑者の場合は所持容疑だけでの起訴になる可能性が高い。

 一方、沢尻容疑者は警察の調べに対し、10年ほど前から大麻、LSD、コカイン、MDMAを使用していたことを供述している。家宅捜索の際も「ここにMDMAがある」と自分で申し出ており、素直に取り調べに応じ、すべてを語っている格好だ。

 結果論ではあるかもしれないが、沢尻容疑者の量刑は思った以上に軽い可能性が出てきた。本人が過去に薬物をやってきたと告白しても証拠が揃うわけもなく、立件されるのは今回のMDMAの所持のみ。それも自分が使用するためではなく、「預かっただけ」と主張されると、多くの求刑は難しい。すでに裁判の判決は懲役6月、執行猶予1年6月といった予想もささやかれている。

 もっとも、裁判でも考慮されるだろうが、大きな社会的制裁は受けることになる。大騒動になっているNHK大河ドラマの撮り直しをはじめ、CM5本の違約金など、損害賠償額は5億円を超えるといわれる。執行猶予の期間を終えた後の仕事復帰も難しいものになるだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」