「電波少年」で活躍したドロンズ石本さん 東京・恵比寿で「馬肉屋」を経営してもう20年
「電波少年」時代にペルーで知り合ったご夫婦も来店してくれました
「おかげさまで今年は映画『かぶと島が浮く日』など俳優の仕事をたくさんいただき、あと福島中央テレビの情報番組『ゴジてれChu!』のグルメ企画にレギュラー出演させていただいたりして、芸能のお仕事もがんばっています。それでも店を続けているのは、人が好きで喜んでもらうのが好きだから。そういう意味では店の経営も芸能の仕事も僕の中では同じでつながっています。共演した人気芸能人たちが店を使ってくれることもありますし、2年前には『電波少年』でペルーにいたときにお世話になったご夫婦が、わざわざこの店を調べて会いに来てくれたんです。25年以上ぶりの再会ですよ! こんなことってあるんだ、店をやっていて良かったな、と感動しました」
それはうれしいだろう。
「南北アメリカヒッチハイクは、銃を発砲されて殺されそうになったり、飲み水がなくなって喉の渇きに苦しんだり、本当に過酷でした。僕らが旅に挑戦することになったとき、僕の事務所の社長は、故郷・広島にいる僕の両親に説明しに行ってくれたほど。帰国後、『若いうちにいい経験したね』と言われても、“どれだけ大変だったか知らないから言えるんだ”と思っていました。でも、今振り返れば、本当に経験は財産ですね。あの旅はすべてが自己責任、その積み重ねの毎日でしたから、自己責任の重み、そしてゴールがあるからこそがんばれるという、人生で大事なことを、20代で学べたから今の僕がある。僕の人生のゴール? 事務所の社長です(笑)!」
元相方の大島直也とは今も連絡を取り合う。一緒に旅したロバのロシナンテは、タレントの田中義剛の営む北海道の花畑牧場で暮らし、7年前に番組企画で再会した。
「呼んだら走ってきましたよ(笑)。何かあったら連絡があるだろうから、まだ元気なんでしょうね」
■12歳年下の女性と結婚。51歳で第1子が
41歳のときに知り合い、長年交際と別れを繰り返していた12歳年下の一般女性と、3年前に結婚。昨年、51歳にして第1子の長女を授かった。
「子どもが好きで、早くから欲しかったので、オムツ替えたり、ご飯作ったり。もう1人欲しいけど、どうなるかな(笑)。子どもにも将来は、僕と同じように広い世界へ飛び出して、冒険をしてほしいですね!」
(取材・文=中野裕子)
▼ドロンズ石本 1973年10月11日、広島市生まれ。本名:石本武士。高校卒業後上京し、「NABEYA俳優養成所」入り。95年、大島直也と後に「ドロンズ」となるコンビ結成。「進め!電波少年」で“南北アメリカ大陸縦断ヒッチハイク”、「雷波少年」で“ドロンズのドンキホーテ!日本を行く!”などの企画に挑み人気・知名度上昇。2003年解散後、ピンで活動開始。映画「かぶと島が浮く日」が全国順次公開中。



















