あなたの背中&腰の痛み…正体は「内臓の病気」だった!?

公開日: 更新日:

 デスクワークが中心の40代の男性は、10日ほど前から体のだるさに加え、腰の鈍い痛みに悩まされていた。マッサージにも通ったが、症状は一向に改善しない。ついには熱が出てきたため病院に駆け込んだところ、前立腺炎だった。

「この男性は抗生物質を服用することで完治しましたが、“なんとなく腰が痛い”という男性に前立腺炎は珍しくありません。一方、女性で多いのは腎盂炎です。女性の尿道は3~5センチと短く、膣や肛門と近いため膀胱炎になりやすく、そのまま腎盂炎になるケースもあるからです」(松尾院長)

「背中が痛い」と訴えてきた人の中には、ストレスや過労による帯状疱疹が原因だったケースもあるという。

「数日前に来院された30代の男性はその後、背中に発疹ができたため、病名に納得したようですが、それまでは“整形外科に行くべきですか?”と内科の受診は間違いではないか、と疑っていました」(松尾院長)

 背中や腰に痛みを引き起こす病気の中には消化器が原因のものもある。

「例えば胃潰瘍は腹痛やみぞおちの痛みが一般的ですが、腰痛を訴える人もいます。通常の腰痛との違いは食後に痛みが出ること。一方、十二指腸潰瘍は空腹時に腹痛が生じ、食事をすると治まるという特徴があります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動