日常生活で取り入れるべき「5つの習慣」
「ダイエットを成功させるには、生活のクセを改めるための行動療法を取り入れることが重要」
日本肥満学会評議員で東京慈恵会医科大学大学院の和田高士教授(健康科学)はこう唱える。
ここで言う「行動療法」とは、ライフスタイルに応じて次の5つのポイントを日々の生活の中に取り入れること。大分大学では、この方法で大きな成果を挙げているという。
1つ目は実行可能な食事制限を行う。ダイエットを始めた当初は意気込んで、「ご飯を一切食べない」「1日2食にする」など無理な食事制限をする人が多い。しかし、大抵は挫折して、1週間もしないうちに元の食生活に戻るケースが多い。それでは、何のための食事制限だかわからない。
大切なのは続けること。例えば、普段1食につきご飯を2膳食べている人なら、それを1膳にする。カツを5切れ食べていれば、4切れにするだけでいい。
「もちろん、栄養バランスのとれた食事は大切です。しかし、素人にはどういう食事が良いのかわからない。そこで、いまの食事から少し量を減らすことを目指しましょう」