著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

競合薬登場でかえって従来薬が値上がり 珍現象の理由は?

公開日: 更新日:

 以前、急性アレルギー治療薬「エピペン」が9年間で5倍以上に値上がりし、大きな問題になっていることをお伝えしました。来年、そのエピペンの唯一の競合薬「アウヴィキュー(Auvi-Q)」がついに発売されることになり、話題になっています。

 エピペンと同じく太ももに自分で注射するタイプですが、エピペンのようにシリンダー型ではなく、手のひらサイズでポケットなどにすっぽり収まる長方形の箱に入っています。外側のケースを外すと、即座に音声が流れて使い方を教えてくれるので、緊急時にもスピーディーに対応しやすい。実際にアレルギーを持つ双子の兄弟が開発者であることも注目されています。

 そんな“ライバル”の登場によって、エピペンの価格も下がるのでは?と期待する声も出ていますが、喜ぶのはまだ早いという専門家も少なくありません。なぜなら、実はアウヴィキューは2013年に一度お目見えして人気を集めたものの、「正確な薬の量が注射されない恐れがある」との欠陥が見つかり、去年から販売が停止されています。問題はその値段で、発売当初の定価がすでにエピペンより1割ほど高く、逆にエピペンの価格を押し上げる原因になったとまでいわれているのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?