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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国人の過半数が悩み 「大統領選ストレス」ってなんだ?

公開日: 更新日:

 米国では大統領候補のドナルド・トランプ氏(共和党)とヒラリー・クリントン氏(民主党)が熾烈、というより泥沼のような戦いを続けてきました。そのせいで、「有権者の方もかなりのストレスがたまっている」という調査が発表され、話題になっています。

 米心理学協会が行った調査によれば、米国人の52%、実に過半数が「今年の選挙戦から何らかのストレスを受けている」と答えています。男女差はほとんどありませんが、共和党支持者(59%)の方が、民主党支持者(55%)より微妙に多いことも分かりました。

 また、年齢による差では、「ベビーブーマー」(52~70歳)が50%なのに比べ、その子供たちの「世代ミレニアルズ」(18~34歳)は55%と高いことも分かりました。そのストレスの最大の原因として、米国人の約4割は「ソーシャルメディア」(SNS)を挙げています。

 実際、SNSを利用している人の54%がストレスあり。利用していない人の45%に比べ高くなっており、SNSに上がっている無数のニュースやビデオ、写真、さらに、それに関する議論・口論がストレスを高めているとコメントしています。感受性の強い若い世代は、余計にそういうものにハマりやすいということのようです。

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