著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

“アイスクリーム頭痛”はゆっくり食べると避けられるの?

公開日: 更新日:

 アイスクリームを食べているときに、「キーン」とするような鋭い頭痛を感じた経験はないでしょうか。

 これは「アイスクリーム頭痛」と呼ばれるものです。経験的には、アイスを急いで食べているときに頭痛を感じやすくなるように思えますが、ゆっくり食べればアイスクリーム頭痛を予防することができるものなのでしょうか。

 少し古い報告ですが、2002年12月21日付の英国医師会誌に「アイスクリーム頭痛」に関する論文が掲載されました。なんとこの論文の著者は、当時中学生だったそうですから驚きです。ちなみに、研究の財政支援は著者のご両親が無制限に行ったと記載されています。

 この研究では、カナダの中学生145人を対象に、アイスクリーム100ミリリットルを30秒以上で食べるよう指示したグループ(72人)と、5秒以内で食べるよう指示したグループ(73人)にランダムに分けています。

 この2つのグループを比較して、アイスクリームを食べて5~10分後に自己報告されたアイスクリーム頭痛の発生率や持続時間を検討しています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?