【胃もたれ】胃の中が空になるのを待つ

公開日: 更新日:

「ムカムカする」「重い」などの不快感が表れる「胃もたれ」。原因は、胃に入った食べ物を胃酸と混ぜて十二指腸に送る胃の動き(ぜんどう運動)の低下だ。消化器病専門医で「山村クリニック」(東京都文京区)の山村進院長が言う。

「疲れ、寝不足、強いストレスなどで交感神経が優位になっていると胃腸の動きが悪くなります。食べ物が胃に停滞すると、胃酸が長く出過ぎてしまい不快感を催すのです。ピロリ菌(慢性胃炎)を持っている人も起こりやすい」

 胃酸の分泌が過剰になると、みぞおちの辺りがムカムカしたり、焼けるように感じたりする「胸焼け」の原因にもなる。お腹に力がかかるスポーツをやっていた人や、肥満の人に起こりやすい。腹圧が強いと、食道と胃の境目にある下部食道括約筋という筋肉が緩んでしまい、胃酸が逆流しやすくなるからだ。

「胃もたれや胸焼けが起きたら、とりあえず食事はせずに水分補給くらいにして、胃の中が空になるのを待つことです。市販の胃薬を選ぶなら、胃酸の分泌を抑える『H2ブロッカー(ヒスタミンH2受容体拮抗薬)』がいいでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景