【胃もたれ】胃の中が空になるのを待つ

公開日: 更新日:

 間違っても飲んではいけないのは、痛み止めとして使われる「消炎鎮痛薬(エヌセイド)」。胃粘膜を荒らしてしまうので、余計に症状を悪化させてしまうという。

 また、緑茶、コーヒー、紅茶などに含まれる「カフェイン」も胃が悪いときにはよくないので、飲むのを控えた方がいい。

「カフェインは脳血管の収縮作用があるので頭痛にはいいのですが、一方で末梢血管の拡張作用があります。胃は胃酸から守るために体の血液を集めて消化するので、カフェインを取ると胃に行く血流量が減ってしまうのです。それにカフェインには胃酸の分泌を高進する作用もあります」

 胃酸は脂質やタンパク質を分解する役割をしているので、胃もたれや胸焼けが起こりやすい人は、脂っぽい物を食べ過ぎないことを心掛けた方がいいという。

「怖いのは食道がん。食べ物が食道に詰まる感じを胸焼けと思い込む人もいるので、その症状が1カ月も続くようなら早く受診するべきです」

 黒い大便(タール便)が出る人は、胃十二指腸潰瘍で出血している可能性がある。お腹が張り、食べるとすぐ嘔吐するような場合には胃がんの可能性がある。いずれにしても胃の弱い人は、定期的に胃の内視鏡検査を受けておこう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?