ダイエット中に飲むなら白ワイン 血糖降下作用がピカイチ

公開日: 更新日:

 AGE牧田クリニックの牧田善二先生の回答はこうです。

「お酒を飲むと太るという説は、100%間違いです。アルコールには血糖値を下げる働きがあるからです」

 牧田先生によると、肥満の原因は血糖値が急上昇すること。血液中の糖分が急激に増加すると、インスリンが分泌され、余分な糖が脂肪に替えられます。これが肥満のメカニズムです。

 その点、アルコールは血糖値を下げるので、肥満に直結しません。実際、アメリカの糖尿病学会では、患者がアルコールを取ると血糖値が下がり過ぎ、「低血糖になるので要注意」といわれているそうです。

「日本では、いまだにお酒や高カロリー食品が肥満の原因だと誤解されています。痩せるために制限すべきはカロリーではなく、糖質です。血糖値を下げるアルコールは、むしろダイエットの味方といえるでしょう」

 ただし、ビールや日本酒は比較的糖質が多く、飲めば血糖値が上がります。ダイエットのためなら、糖質を含まない蒸留酒(焼酎やジン、ウイスキーなど)がお勧めです。

「ワインも糖質がありますが、なぜか一番血糖値を下げます。特に優秀なのは白ワインです。おそらくインスリン抵抗性を良くする成分が含まれているのでしょう」

 ダイエット中のお酒は、白ワインがいいかもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々