金足農の吉田投手も実践 肩甲骨ストレッチで体調管理

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 県予選から準決勝まで10試合をひとりで投げ、甲子園で準優勝した金足農の吉田輝星投手は、普段から練習前に肩甲骨をグルグル回す習慣があるという。肩甲骨の可動域を広げるためだ。

 大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手も肩甲骨の可動域がべラボーに広い。腰に両手をつけた状態から、ヒジを前方にグイと出す写真を見て驚いた人は多いはず。

 名選手は、上下に左右に肩甲骨の可動域が広いわけだが、サラリーマンにとっても他人事ではない。パソコン作業時間が長い人やスマホをやり過ぎると猫背状態になり、肩甲骨付近の筋肉が固まって肩甲骨が動きにくい状態になるそうだ。それが健康に悪影響を及ぼすのは言うまでもない。

 全国に535店舗を展開するリラクセーションスペース「ラフィネ」の担当者がこう言う。

「肩甲骨にはクビ、背骨、腕などとつながる多くの筋肉があり、本来はそれが鳥の羽のように広い範囲で動きます。ところが、猫背になって肩甲骨が固まってしまうと、背中が張ったり、目が開きにくくなったり、腰を痛める原因になる。結果、肩こり、目の疲れ、腰痛などになりやすくなる。これって実は、肩甲骨回りの筋肉を動かしていないからなんですね」

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