天海祐希も経験 「健診で異常なし」の狭心症の見つけ方

公開日: 更新日:

「冠攣縮性狭心症は、男性に多いものの、女性や若い人でも発症します。原因は、心臓を養う冠動脈の痙攣による虚血です」

 痛みの持続時間は、数十秒から数分まで。その間はつらくても、治まると何事もなかったように生活できるため、ついつい軽く考えて治療を先延ばしにしやすい。

■9%は3年後に心筋梗塞

健康診断など痛みがない時に受診して心電図検査を受けても、異常が見られない」というから、なおさらだろう。

 冠攣縮性狭心症の人が3年後に心筋梗塞を発症する割合は9%。欧米の25%より低いとはいえ、見逃せない。“姿を隠した狭心症”をうまく見つけて治療するすべはないものか。

「CT検査で冠動脈の硬化がないことが確認されたら、通常の心電図ではなく、24時間心電図検査を行います。寝ている時や明け方に胸痛や息切れ、動悸、胸の圧迫感などがあれば、特徴的な波形が記録される。そんな波形が見つかると、カルシウム拮抗薬や硝酸薬を処方。それらを服用すれば良くなります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?