楽しく減塩する秘訣 “小ワザ”を増やせば長く続けられる

公開日: 更新日:

 減塩は、高血圧をはじめとする生活習慣病対策の基本の“き”。楽に減塩生活を続ける方法のひとつが、小ワザを身に付けることだ。

 管理栄養士の則岡孝子さんは、「減塩するなら夕食より朝食で」。起床後は、レニン、アルドステロン、アドレナリン、ノルアドレナリンなど血圧を上げるホルモンがたくさん出ている時間帯のため、朝に塩分を取り過ぎると血圧が上昇しやすい。

 余分なナトリウムを排出するカリウムも積極的に取る。

「パセリ、アボガド、ホウレン草、大豆、ひじき、きのこ、雑穀、納豆、モロヘイヤなどにカリウムが多く含まれています」(則岡氏)

 意識して日常的に取るようにする。

 醤油は「かける」より「つける」。それも、チョンチョンとつける形が望ましい。食品にたくさん醤油が染みこむのを防ぐことができる。

 減塩方法ではないが、高血圧対策として、血管を柔らかくする一酸化窒素を多く含む食品を食べるのもいい。

「たとえば、赤身のお肉。牛のヒレ、豚、ラム、馬などです。マグロやカツオなどの魚、牛乳やヨーグルトといった乳製品、卵などからも一酸化窒素は摂取できます」(則岡氏)

 万里の道も一歩から。できることを地道に増やしていくようにしよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」