「子宮筋腫」で生理がつらい…知っておきたい4つの治療法

公開日: 更新日:

 なおUAEは、子宮動脈にカテーテルを使って動脈をふさぐ塞栓剤を入れ、血流をとめて子宮筋腫を徐々に縮小させる治療法だ。

「子宮筋腫は命にかかわる病気ではありません。その人の最終ゴールは何かを考えて治療を決めるべき。今は高年齢でも生理があれば出産の可能性がゼロではありません。本人は妊娠を希望しないと言っても、その点はかなり確認します」

“最終ゴール”といえば、再発の可能性も考えたいポイントだ。

 再発の可能性がゼロなのは子宮全摘術。それ以外では、再発の可能性がある。また子宮全摘術も、開腹もあれば、腹腔鏡手術のように腹部の傷痕が小さく、入院期間も短い方法もある。

 実は先に挙げたUAEだが、2014年から保険適用で、局所麻酔のため体への負担が少なく入院期間も短いというメリットがあるものの、子宮筋腫の治療の説明の際、提示されないケースがある。

「恐らく、UAEをやっている施設が少ない、UAEについて医師が詳しく知らない、放射線科が担当する治療法なので病院に導入しづらい……などの理由があるのでしょう。UAEに限らず、すべての治療にメリット、デメリットはある。本来は最初にすべての治療を横並びで説明されるべきですが……」

 気になる場合は、UAEも行っている医療機関に相談した方がいいかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲