<4>なぜ高齢者は感染しやすく重症化しやすいのか?

公開日: 更新日:

「ウイルスが体内の細胞に感染すると、通常はインターフェロンが作られます。インターフェロンとはウイルスが増えるのを抑え、免疫反応や炎症の調整をする生理活性物質(サイトカイン)の一種です。新型コロナウイルスは、このインターフェロンのシグナル伝達に必要なSTAT1タンパク質の働きを阻害し、インターフェロンができるのを抑制するというのです。そして感染した細胞は、そのことを周囲に知らせることができなくなってしまうばかりか、免疫細胞の敵味方の区別を見誤らせることで、自身の体を攻撃させるのです」

 残念ながら加齢により獲得免疫であるTリンパ球は老化し疲弊する。老化したTリンパ球は、ウイルスに対する免疫防御力は弱く、逆に炎症を増強する傾向がある。

 高齢者が新型コロナウイルス感染症にかかりやすく重症化しやすい理由は、狡猾な新型コロナウイルスに対する免疫力とくに獲得免疫力が弱くなるためと考えられているのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    森保J次戦のスウェーデンを徹底予想! 相手FW陣迎える3バックは誰が? なでしこ初代監督が挙げるキーマン

  2. 2

    高市首相の「反社会性パーソナリティー」を精神科医が懸念…海外メディアもG7での“虚勢”をさらし上げ

  3. 3

    長尾謙杜は熱愛報道に謝罪も「問題児」扱いで“STARTO社出世レース”からドロップアウト

  4. 4

    “因縁”のネトフリが中継…大谷翔平が球宴ホームランダービー出場を躊躇する本当の理由

  5. 5

    三吉彩花が雰囲気激変! 背中の大胆な「一輪の花のタトゥー」披露の波紋と韓国進出

  1. 6

    ホラン千秋は都立国際高校→青学大英米文学科と順調に進学も、女優の夢に破れてキャスターで開花

  2. 7

    佐々木麟太郎をMLBドラフト大改革が直撃…スタンフォード大残留なら契約金大幅減も

  3. 8

    ロッキーズ菅野智之にトレード浮上! Dバックス、パドレス入りで打倒ドジャースの急先鋒になるか

  4. 9

    古賀千景議員の「自衛隊」発言はそんなに的ハズレか? 得したのは“怒ってみせた”進次郎防衛相だけ

  5. 10

    日本代表のW杯快進撃のウラにFW堂安律の大変身!「オレがオレが」を変えた森保監督の一喝