膵臓がんリスクが2倍近くも増える…「歯周病」の恐ろしさ

公開日: 更新日:

 歯周病はすべてのがんのリスクを上げることも指摘されている。

「かつてはがんは遺伝子の突然変異だと考えられてきました。しかし今は、慢性炎症でメチル化異常(染色体内の化学反応)が遺伝子に起こり、がん抑制遺伝子が働かなくなり、細胞ががん化することが分かっています。つまり、歯周病菌が全身の臓器に血液で運ばれ慢性炎症を起こすと、遺伝子のメチル化異常などが誘発され、がんのリスクを上げるのです」

 膵臓がんは予後が非常に悪いがんとして知られるが、ジンジバリス菌の保菌者は膵臓がんの発症リスクが1・6倍高くなり、歯周病菌の別の菌、アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌の保菌者は、膵臓がんの発症リスクが2・2倍高くなるという研究結果もある。

「膵臓がんの危険因子に糖尿病があります。糖尿病は歯周病との関連が深く、内科医は糖尿病が膵臓がんの危険因子と捉え、歯科医は歯周病が膵臓がんのリスク因子と捉えています」

認知症にも関係

 アルツハイマー型認知症にも、歯周病が関与している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”