著者のコラム一覧
尾上泰彦「プライベートケアクリニック東京」院長

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

正室2人側室16人以上 徳川家康はなぜ未亡人ばかり相手にしたのか

公開日: 更新日:

 ですから、私たちは男性も女性も「性」についてもっと知らなければいけません。それは男と女の違いはもちろん、性欲とは何か、それをコントロールするにはどうしたらよいのか? などを含めて正しい性教育を学ばなければ人生で勝ち残ることはできません。私たちは100年生きる時代を生きています。勢いだけで駆け抜けて、あとは関係ない、というわけにはいかないのです。

 そこで本連載では、性感染症の防止はもちろん、避妊や妊娠、女性の生理など、日本人が恥ずかしくてこれまで話をしてこなかった問題について、歴史上の人物などを交えながらお話を進めていこうと思います。なお、私の専門外のことについては専門の先生方にお話をうかがい、皆さんにお伝えしていくつもりです。

■家康は加藤清正の死にショックを受けた?

 最初に取り上げるのは戦国時代の覇者、徳川家康の“下半身防護術”です。ご存じの通り、三河の国・岡崎城主の長男として生まれて6歳~18歳まで織田家、今川家の人質として育った徳川家康は、関ヶ原の戦いで勝利して天下取りに成功。江戸幕府の開祖となりました。その家康は生涯2人の正室を持ち、16人以上の側室を抱えたそうですが、その多くは未亡人でした。理由は、加藤清正や浅野幸長ら同じ時代に生きた有力な戦国武将の多くが「梅毒」で亡くなったからといわれています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状