医療でのVR活用<上>目の前に患部周辺の3次元CGが浮かぶ

公開日: 更新日:

 実際には存在しない物や空間が、あたかも目の前にあるかのように再現される「VR(バーチャルリアリティー=仮想現実)」。ゲームなどエンターテインメント分野で普及している技術だが、医療分野での活用が進められている。

 医療系ベンチャー「Holoeyes(ホロアイズ)」(東京都港区)が開発した「HoloeyesXR」は、患者のCTやMRIから生成された3次元データをVRで見られるように変換するサービスだ。依頼した医療機関は変換されたVR閲覧用データをクラウドからダウンロードし、アクセスキーを入力。市販のVRゴーグルなどのヘッドセットを装着すると、目の前に患部周辺のCGが浮かぶように現れる。

 どのように医療に活用されているのか。外科医の杉本真樹COOとともに、2016年に同社を設立したプログラマーの谷口直嗣CEOが言う。

「これまで医師は、患者の体と向き合う際にレントゲンやCTなどの2次元画像を見ながら、頭の中で3次元の体の中をイメージしていました。しかし、専門家といえども決して理解しやすいとは言えません。それをVRによって3次元で再現することで、まるで自分が患者の体の中に入り込んだ感覚で、臓器や血管、神経などの位置関係を高い解像度で認識できるので、さまざまな治療のシミュレーションが綿密にできるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「風、薫る」“シマケン”はブーイングも…Aぇ! Group佐野晶哉には「オファー増」の追い風

  2. 2

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  3. 3

    “世界ランク1位”の座を捨てて甲子園へ 享栄・上江滝拓未「将来はプロかバスの運転手」

  4. 4

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 5

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  1. 6

    りくりゅう“ジュニア”に早くも金メダル期待 一般家庭の子にはない「血」と「資金」の強み

  2. 7

    高市政権が国民資産「強奪」計画! 現預金1100兆円を狙い撃ち、放漫財政のツケを庶民のフトコロに押しつけ

  3. 8

    ビートたけし&島田洋七「ほとんどリタイア」の現在地…「おお元気か?」と連絡し酒を酌み交わす

  4. 9

    日本ハムは「レイエス流出阻止」が最優先課題 優勝争い&新庄監督の去就以上に重大なワケ

  5. 10

    警察は田岡邸を没収し、兵庫県や神戸市の持ち物にしたらどうだ