医学的検証試験で証明 ワクチン効果を高める「感情日記」のススメ

公開日: 更新日:

ワクチンは打ったけど、変異株が怖い」「ワクチンに抵抗はあるが、感染もしたくない」――。そんな方は、ワクチンの効果を高めるといわれる「感情日記」を書いてみてはどうか?

 気軽に始めてもらうために“感情日記”という言葉を考案し、臨床実践するのは、「日記を書くと血圧が下がる」の監修者で精神科医の宗未来医師。欧米では“感情筆記”と呼ばれ、かなり前から盛んに研究も行われている。宗医師は言う。

「感情日記の効果は、終末期がんの痛み緩和やPTSDへの自助効果など最高水準のエビデンスとされるメタ解析で示されています。血圧低下、痛みや不眠の改善など心身の健康に対しても多くの医学的効果が報告されている。私の留学先のロンドン大学では、術後の傷の回復スピードが速まるという臨床試験結果が報告されていました」

 感情日記は、起こった出来事だけでなく、その時の本音の感情もあえて書き出すもの。深層下のありのままの本音を感じることは心身の健康に良い影響を及ぼす。落語などで心から笑うと健康に良いと言われるように、ポジティブ感情も健康に良い。しかし、比較的感じやすいポジティブ感情に対して、ネガティブ感情は苦痛を伴うので避けて押し殺しがちだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…