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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

HbA1c7%以下を長期に維持してる人はコロナ感染しても重症化しない

公開日: 更新日:

 この米国の調査では、「高血圧」「男性」「腎障害」「肥満」もコロナの重症化リスクを高め、しかし血糖降下薬で治療を受けている人は重症化リスクが抑えられるという結果も出ました。コロナに感染した時、血糖降下薬のメトホルミンを服用していた糖尿病患者はICUの入院リスクが12%低く、メトホルミンとインスリンを使用していた人は入院リスクが18%低かったのです。

■感染2~3年前までさかのぼって調査しているところがポイント

 この調査結果を、私は非常に興味深く見ました。実はこの結果が発表される前、HbA1cの数値とコロナの重症化リスクとは関係あるという調査結果も、またないという調査も発表されていました。コロナに感染した一時点のHbA1cだけが重症化に関わるという調査結果には、疑問を抱かざるを得なかったのです。

 というのも、たとえば、「HbA1cが高い」といっても、コロナに感染した時期がたまたまその数値だったのか、過去何年にもわたり数値が高いのか、今まで低い数値をコントロールしていたけど数カ月前から生活の変化などで数値が高くなっているのか。

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