著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

自分用マジックフレーズを用意して“やる気”を生み出す

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 たとえば、「面倒くさい」と思う代わりに、「きちんと作業を進めたらご褒美でビール1杯」「終わったらドラマを1話見る」というように、自分のモチベーションをアップさせるようなマジックフレーズを掲げ、動き出すきっかけをつくるのです。

 面白いもので、人間はとにかく始めてしまえば、「側坐核(そくざかく)」と呼ばれる脳のやる気のスイッチがオンになります。掃除などは最たる例で、やり始めてしばらく経つと、「ここまでキレイにするつもりはなかったのに!」という状況があると思います。動き出しさえすれば、「やる気が出ない」はずだった脳は、勝手にどんどん回り始めてくれるのです。

 そのためには、まず始める。そして、始める気になれる自分だけのマジックフレーズを用意する。これがポイントです。

 また、脳は慣れてしまうと刺激を受けづらくなる「馴化(じゅんか)」という状況に陥る点も覚えておくと◎。最初はどれだけ刺激的なマジックフレーズでも、繰り返すうちに慣れてしまい、いわゆるマンネリ化のようになってしまいます。

 ときめきを呼び覚ますには、「報酬系」と呼ばれる脳の回路が働き、ドーパミンを分泌させることがカギとなります。自分で自分の脳に快感を与え、喜ばせ続ける、達成感を与え続ける。これができれば、馴化に対抗できる。これもやる気を促す上で、効果的な対策術といえます。

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